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チベットショップ奮闘記

自由ヶ丘でチベットに関するグッズを売るお店マニマニを経営する店長とスタッフ達の奮闘記。 日々の出来事、お店の最新情報、旅のエピソード、 チベット周辺に関わる情報交換などなど

ダラムサラ 出会い・・・

「そんなにブッダガヤが気に入ったなら、ダラムサラに行ってみれば?きっと好きになるよ」当時バラナシに住んでいた友人Yが私に言った。

そこでダラムサラ、という地名を初めて聞いた。

3度目のインド1人旅、コルカタから入ってブッダガヤを経てバラナシに滞在している時だった。私オカヤンは全然と言っても誇張でないほどに英語ができない。が、団体行動は大嫌いなので大抵1人旅をしている。普通、私ほどの語学力の無い人は外国を1人旅をしないだろう。

その代りに私は無茶をしない、十分に気を付けている。夜遊びも酒もタバコもハッパもしない。旅においても私は品行方正である!

当然旅に出る前の準備も抜かりない、バックパッカースタイルを取っているので、荷物は少しでも軽くが原則であるので、○○の歩き方インド編は厚く重いので、行く予定のページだけを切り取ってきた。無駄な荷物は持たないのだ。

当然ダラムサラの何の資料も持っていない私にYは親切にも自分の持っている○○の歩き方インド編から、ダラムサラの部分を切り取り私にくれた。そしてお薦めのホテルやレストランに印を付けてくれ、「素敵な所だよ。きっと気に入るよ」と送り出してくれた。

当時、私のチベットに対する知識は皆無と言ってよい程だった。ダライ・ラマとチベットの関係さえも知らなかったし、ダライ・ラマのお名前は聞いたことがあっても、どんな方かはまるで知らなかった。

ただ、私はブッダガヤで毎日熱心に五体投地する僧侶達の姿に心引かれていた。初めて目にした日本の仏教とは全然違う仏教の姿に、とてもとても興味を覚えていた。

バラナシからダイレクトにダラムサラに向かったわけではなく、途中にカジュラホなどに立ち寄ったが、デリーからダラムサラに行く、一番簡単で安い方法は夕方発のダイレクトバスに11時間乗り、朝方アッパーダラムサラのマクロードガンジに着くことだ。乗り換えが無いので、バスの中で寝るという窮屈さを我慢すれば、間違いなく目的地に着ける。

確かバス代は400RSだった。今も値段はそんなに変わっていないと思う。
パハルガンジのメインバザール近くから出発して、暫くしてマジュヌカティラのチベタンキャンプに寄る。(当然、当時はチベタンキャンプだという認識は無かったが)

バスの座席は一番後ろから2番目で、回りは騒ぎまくるイスラエリばかりという状況で録に眠れなかったが、朝の7時半頃にマクロードガンジに着いた。

右も左も分からぬが、とりあえず、切り取られたガイドブックに乗っている極簡単な地図を頼りに歩きだし、直ぐ近くにあったホテルに宿を取るべく飛び込んでみたが生憎満室だった。幸いホテルは何件もあったが軒並み満室という状況だった。

その道の一番外れにあったホテルだけが、昼過ぎになれば空き室がでるかもしれない、という返事だった。
私は当然、これに食い下がり、粘ってどうにかその日の宿を確保した。

私がダラムサラに着いたのは丁度、ダライ・ラマ14世によるテーチング最終日だと言う事を後から知った。だから街中に人があふれ、ホテルが満室だったのだ。
午後から私は法王様のテーチングに行ってみた。
そこで、私はチベタンのダライ・ラマ法王に寄せる信仰心に圧倒された。
法王様に向かい、無言で頭をたれ、手を合わせる、熱い心からの祈りに強く心動かされた。


最初は少し戸惑った。 
ブッダガヤではひたすら熱心に祈る僧侶の姿ばかりが目にしていたから・・・
ここダラムサラでは、買い物する僧侶・レストランで食事する僧侶、、それから一般の
多くのチベタン、その誰もが朗らかで、明るい笑顔で、他のインドの街にはない、
穏やかさがあった。

亡命というイメージとダラムサラは私の中で繋がらなかった。
どうしてチベットの人々は、笑顔でいられるのか?
彼らにとってのダライ・ラマとは?
それをとても知りたくなった。

こうして、私はダラムサラでチベットとダライ・ラマ法王に出会い、
Yの言葉の通り、初めて訪れたダラムサラの地に魅了され、
チベットを好きになった。

そして今現在もなお続くチベットの悲劇に胸塞がれる・・・





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ピースマーチ2009 3月14日

世界は大きな変化の時に来ているのかもしれない。
いえ、変わらなくてはいけない時に来ていると思う。

行き過ぎた市場原理主義によって、極わずかの富みすぎた者と
貧しいままの環境におかれている者という二極化をこれ以上進めてはいけない。
これは必ず是正されなければならない。

多くの人がそう気づき始めていると思う。

そして、他者を思いやれる世界を築かなければならない。
その為にもチベット仏教・文化は決して失われてはならないのです!

「どうして、他人が不幸な状況にあるのに、自分だけが幸福だと言えるのでしょう?
    他人の幸せ無しに、自分の幸せもないのです」


今現在もチベット本土では厳しい弾圧下に置かれています。

どうぞ、多くの方が声を出して、支援を表明してくださいますように!

以下、全文TSNJよりの転載です。
------------------------------------------------------
チベット支援を訴えて一緒に渋谷を歩きませんか?
今年3月10日は、1959年のチベット民族蜂起から50年にあたります。
TSNJでは毎年3月にチベットの平和と自由を訴えるピースマーチを東京で開催しています。早春の1日、チベット人と日本人が一緒に歩き、チベット支援を呼びかけませんか。
1959年の民族蜂起から50年に当たる今年、昨年3月にチベット全土で巻き起こった歴史的な抗議から1年の節目でもあり、チベット人達は今できることをやろうと必死の思いでいます。私たちに出来ることはよりたくさんの方がチベットを支援しているということを示すことです。たくさんのご参加をお待ちしております。


【チベット・ピースマーチとは】
チベット民族蜂起――1959年3月10日、ラサの民衆が蜂起して中国軍と対峙、ダライ・ラマ法王14世が亡命を余儀なくされ現在へと至る――を忘れず、チベットの平和と自由を求めて世界各地で実施される平和行進です。

日時 2009年3月14日(土) 14時集合
集合場所 渋谷・宮下公園(JR・私鉄・地下鉄各線渋谷駅下車 徒歩約5分)
渋谷区神宮前6-20-10
予定コース(※3月上旬に確定します) 宮下公園−宮益坂−青山通り−表参道−神宮前−明治通り−宮下公園
参加費 無 料/事前の参加申し込みは不要です
スケジュール 【ピースマーチ】
14:00〜14:30 主催者挨拶と諸注意、ダライ・ラマ14世の声明(予定)など

14:30〜15:45 ピースマーチ
15:45〜16:00 主催者挨拶、チベット国歌斉唱など

留意事項 ピースマーチにご参加くださる方へ

事前の参加申し込みは不要です。当日、集合場所へお越しください。スタッフがお待ちしています。お1人でのご参加、友人とお誘い合わせでのご参加、いずれも大歓迎です。
「チベット」をアピールする服装や盛装でのご参加大歓迎です。例年、チュバ(チベットの民族衣装)や「Free Tibet」Tシャツ、チベットのサッカーチームの公式ユニフォーム姿の方々がいらっしゃいました。(もちろん普通の服装でもまったくかまいませんし、普通の服の人のほうが多いです。)歩きやすい服装と靴でお越しください。
プラカードやチベット国旗は主催者側で準備しております。

主催 TSNJ (Tibet Support Network Japan)
お問い合せ tsnj2001@gmail.com

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チベット関係映画と本の紹介

チベット民族蜂起50周年!プレミア上映会開催

『風の馬』『雪の下の炎』(2本立て上映)

が3月10日 と3月13日に開催されます。詳しくはここをクリックしてください。

上記2作品はアップルリンクにおいて一般上映もされる予定だそうです。

また、チベットサポーターの方々の熱意により
パルデン・ギャツォさんの自伝本「雪の下の炎」が去年末に復刻されました。

アマゾンにリンクを貼りましたが、私個人は是非、皆様のご近所の本屋さんに注文して購入して欲しいです。
今の所は都心の大型書店にしか並んでいないようですので、本屋さん自身にもパルデンさんの本を
気づいていただく事にもなるからです。

さらに山際素男さんの「チベット問題」もお勧めです。

こちらは「チベットのこころ」というタイトルで94年に出版された本が新書として復刻されたものです。
山際さんの本はどれも名著ですが、特にお勧めいたします。

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お香のかおり

マニマニでは店内でよくお香をたいています。
店内に入られたとたん「わあ、いい香りがする~」と
おしゃって頂くこともしばしばです。

オカヤン宅でもお香は欠かせません。
朝に晩にしょっちゅう焚いております。

何せ沢山持っていますから!

インドに行った時には山のように買ってきますし、
チベット関係のイベントでチャリティグッズとして
販売されている時にも買ったりします。
勿論、マニマニでも買います。
(たまに他店様でも買います)

本日、新しいお香をあけたのですが、
それを焚いたとたん、私は懐かしい思いにかられました。

そう、これはブッダガヤのお寺にいつも漂っていたお香の香。
これがお寺でも使われている一番スタンダードなお香だよ、と言われて買ってきたんだった。

まだ、薄暗い時間に起き出し、マハボディ寺院にコルラに行くと、
すでに熱心に五体投地している人、お経を唱えるひと、
私と同じように昇る朝陽を見ながらコルラする人がいます。

陽が昇りきってしまえばインドの日差しは強く、あっという間に気温はあがりますが、
まだ、早いこの時間は空気が冷たいほどに清浄に澄んでいる。

「ブッダガヤは早朝のこの時間がいちばんいいね」
のぼる赤い朝陽を見ながらチベット寺の僧侶が言った。
そうだね、私もこの時間が一番すきです。

朝の冷たい空気の中でこのお香の匂いをかぐと、
まざまざと私の脳裏にブッダガヤの風景が思い出され、
それは、少し切なくもある。

P2150026.jpg

マニマニの店用では、こんな素敵な香立てを使っております。
趣があるでしょ。

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アムチ小川さんの講演に行ってきました。

先週カワチェン主催のアムチ(チベット医学のお医者さん)小川康さんの講演に行ってきました。

その前にごく簡単にチベット伝統医学ご紹介をば。
インドのアーユルヴェーダやチベット古来の伝統医療などを融合させ、8世紀に四部医典(チベット医学のバイブルともいうべきもの)が創始され、12世紀に完成された東洋の4大伝統医学の一つです。(会場で頂いた資料より要約)

小川さんはチベット人以外では初めてメンツーィカン(チベット医学歴法大学)に入学した方で、日本の薬剤師でもあります。つまり大変めずらしい経歴の方です。

私は以前から小川さんが風の旅行社HPで連載されているエッセイを読ませて頂いていたので、非常にこの講演に興味がありました。

定員80名は予約の段階で満席、多くの方が熱心にお話に聞き入っていました。
貴重なお話、というだけでなくとにかく小川さんの話術がすごいんです。
こんなに面白い講演会はめったにないです。

軽くクイズなども盛り込み、答えが当たった方には素敵な薬草の絵が描かれたカードも下さいました。
かくいう私も見事(?)一問正解したので、ここのカード頂きました。
ヒマラヤの貴重な薬草ブルーポピーすよ。雲


お話で特に印象深かったのは、チベット医学は「身の周りのもので薬を作る」「チベット医学を学ぶという事はチベット文化を学ぶことでもある」というお話。

小川さんはもし、石油が無くなっても、無人島に行ったとしても、まずアムチ(チベット伝統医学医者)は、身の回りのもので薬を作れる!と言います。

学習過程で徹底的に四部医典を暗記し、実習で数十キロにもなる薬草を山に取りに行くのですから
知力・体力・記憶力バツグンです。一人前のアムチになるのは僧侶と同じぐらい厳しい勉強が必要だそうです。

実際、いつも病院では業務開始の前に30分間、薬師如来のお経を唱えるそうです。
仏教の知識もなければならないのです。 ちょっとその薬師如来のお経を唱えて下さいましたが、
実に見事なお声でした。


病はその症状だけを抑えればいいのでなく、病人の信頼を得、心も穏やかにさせて、総合的にバランスを取り戻すのが大事、というチベット医学の有り方は私自身の経験からいってもとても納得いくものでした。

チベット医学は最近ますます世界から注目を浴びているそうです。

小川さんは勿論、チベット語を話すもの書くのもチベット人同様に秀でていますので、患者さんの中には、外国人と気づかずにチベット人と思っている方も多いそうです。

講演の際にチュバ(チベットの民族衣装)を着ていらっしゃいました。
普段着の濃紺のチュバに赤い帯が粋で、完璧に板について素敵でした。


ダラムサラに行ったら、アムチ小川さんに診てもらいたくなった私です。

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「チベット仏教美術入門」ご案内

2009年4月より、チベット仏教美術の専門家、とりわけタンカの研究で有名な
田中公明先生による「チベット仏教美術入門」講座が
東方学院東京本校において、開催されます。

広く一般の方も参加できますので、興味のある方は
是非、東方研究会事務局に詳細はお問い合わせの上、ご参加くださいませ。


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*タンカとは細密に描かれた、仏画のことです。

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ダライ・ラマ14世お写真-2009年1月サルナートにて

さて、余計な前置きは抜きにして、まずは法王様のお写真をご堪能くださいませ!

ジョカン寺1
   
今年の1月上旬インド サルナートにおいてのダライ・ラマ法王様によるティーチングのお写真です。
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以前のオカヤン日記でもふれましたように、私の知合いのカメラマンの方が去年末から1ケ月間インドに行きまして、その時に運よくバラナシ滞在時に法王様のティーチングとスケジュールが重なったそうです。

ちなみにバラナシはインド最大の聖地で、ガンジス河沐浴のシーンは皆様よくご存知かと思います。
サルナートは言うまでもなく、仏教の聖地、お釈迦様が始めて説法をされた地で、バラナシからは充分に日帰りできる近さです。

このお写真を下さったI先生は、プライベート旅行だったにも関わらず、カメラマンという職業ゆえにプレスカードを取得し、このようにダライ・ラマ法王様の間近での写真撮影が許されたそうです。
うっ、うらやましい・・・

ねだって、こうしてお写真を頂いてしまったオカヤンです。へへっ。

他にも沢山デジカメデータの段階ですが、写真を沢山見せて頂きました。
法王様のとてもお元気そうなお姿が、なにより嬉しいですね。
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チベット大学が会場になっていたそうですが、驚くほどに広く、沢山の僧侶で埋め尽くされていたそうです。
どちらかというと一般の方は少なかったそうです。

わかりますか?
この写真の中央が法王様のお席です。後ろの方に座った方はお顔が見えませんね。

ダライ・ラマ法王様のありがたい説法を、犬も聞きに来ているって?

いいえ、違います。
この通路はプレス関係者しか通れないそうです。
だから、この犬も記者らしいですよ(笑)

このあと、I先生は残念ながら時間がなくて、当初訪れる予定だったブッダガヤはすっとばし、
コルカタ(カルカッタ)での、濃い~~ヒンドゥ教の祭りに参加され、サドゥ(行者)のテントに泊めてもらったりしたそうです。

I先生、お写真と貴重な体験のお話ありがとうございました。
ダンニャバード
トゥジチェ


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