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チベットショップ奮闘記

自由ヶ丘でチベットに関するグッズを売るお店マニマニを経営する店長とスタッフ達の奮闘記。 日々の出来事、お店の最新情報、旅のエピソード、 チベット周辺に関わる情報交換などなど

奇跡の声


本日私オカヤンはソプラニスタ岡本知高さんのコンサートに行ってきました。

ソプラニスタという言葉をご存知でしょうか?
ソプラノの音域を持つ男性歌手の事だそうです。
カウンターテナーともカストラートとも違い、自然な機能のまま女性の
音域がでる、非常に貴重な声なのです。

1~2年前に初めてTVでその声を聴いて以来、CDも買いましたが、
是非生で聴いてみたいと思い続けていた私ですが、ようやく本日実現いたしました。

期待もひとしおに、緊張して第一声を聴きました。

すばらしく美しいです。

完璧なソプラノなのに、どこかが女性歌手の声と違うのです。
岡本さんご自身は「コントラバスにヴァイオリンの弦がはってある」と表現されているそうですが、まさに言いえて妙ですね。
大容量の楽器から繊細な声が出るので、非常に安定しています。
ピアニッシモからフォルテッシモまで、なんと滑らかに苦もなく出るのでしょう。
貴重な声だけでなく、技術もとても高いです。
豊かな声量があるので、ソプラノでテノールのアリアが歌えるのです。

でも、私を特に魅了したのは、大地を思わせる包み込むような暖かい声と表現力です。
癒し効果というか、α波というか、何か特別なものがあると思います。

12月という事でメニューはクリスマスソングが多かったですが、
ソプラニスタの声に教会音楽はとても似合います。
みなとみらいホールはパイプオルガンもある、感じの良いホールですが、
私はこの声をどこかヨーロッパの美しい教会かオペラハウスで聴きたい、と思いました。

ともあれ、非常に幸福な気持ちで帰途についた私でした。

http://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/tomotaka_okamoto/

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ブッダガヤ旅行記 3

ブッダガヤにおける私の日課の一つに朝7時からのチベット寺のプジャに勝手に参加がある。

堂内では読経が始まっていた。
ふらっと入っていった私の姿を見ると、顔見知りの僧侶が最初驚いた顔して、でも笑顔を向けてくれた。

まるで昨日の続きのような気分で、座布団とって片隅に座る私です。
座禅のポーズだけして、瞑想の振りしながら、でもやっぱり最初は目だけあちこちキョロキョロしてしまう。

何も変わらないようで、良く見ると読経のメンバーが少し入れ替わっていたり、座る位置が変わっていたりする。

でも、いい声なのは変わらないな~。
このチベット僧のお経を聞く1時間は本当に落着ける時間だ。

いつもあまり変化はない朝のプジャだけど、次の日はいつもと変わっていて、お経よりも声明といった感じで、時間も1時間半掛かった。
ンガと呼ばれるバチでたたく太鼓も使われている。
僧侶に供物も配られた。ついでに私にまで同じように供物を頂いてしまった。(この供物はビスッケトや果物です)
あとで聞いたら「ツォンカパ・プジャ」という事でした。
聞き応えのある、とても素晴らしい声明でした。

話戻って、朝のプジャに出たあと、一旦ゲストハスウに戻ってから、
またチベ寺に戻った。
この寺でも古参の僧侶の一人、私が先生と(勝手に)呼ぶラマ・ドルジに会う為である。

丁度先生は2階から降りて来たところでバッタリ会う事が出来た。
先生の変わりない笑顔を見ると、凄く安心する。
私は先生が大好きなのだ。

それから先生の部屋でお茶などご馳走になりながら、暫くお話をした。
と言っても、共通の言語はお互いカタコトにもならない単語並べるだけの英語という貧しさなので、大した話は出来ないのだけどね・・・

言葉が楽に通じるなら、私は先生に聞いてみたい事が沢山ある。
先生は21歳頃にインドに来てから50年以上、ここブッダガヤにいる。文字通り帰る国を失い、一度もチベットに帰っていないのだ。

子供時代を過ごしたチベットはどんなだったろう。
来印当時のブッダガヤの様子とその変遷は?
ここにダライ・ラマがいらしゃった時のご様子は?

でも、実際はその笑顔を見てると嬉しくて、そばにいるだけで満足な私なのだ。

先生が特別にこの寺の最上階にある、ダライ・ラマのお部屋を見せてくれるというので、喜んでついていく。

係りの僧から鍵を借りると、最上階へと階段をあがる。
3階に相当するのだろうか?当然エレベーターもエスカレーターも無いので、ダライ・ラマご自身もこの階段を登られるんだよな~とちょっと感慨深い。
0195.jpg
(最上階がダライ・ラマのお部屋です)

お部屋は全面に絨毯がしいてあり、明るく広いお部屋であるが、結構質素な感じである。
2部屋からなり奥は寝室であろう、寝台が置かれそこにお写真が飾られていた。
私は先生からカタを頂き、ダライ・ラマのお写真にカタを捧げさせていただいた。

その後、2階にある先生専用のお堂も見せていただいた。
ここは本堂から比べるとずっと小さいけれど、やはり壁一面に素晴らしいタンカが描かれている。
ここの本尊は憤怒尊なので、壁画も憤怒尊でうめ尽くされている。
面白いのは、堂に入る前にサンダルは当然脱ぐのだが、堂内で先生がゾウキンの上に足を置き、それをズッて歩いていた事。歩くのと掃除が一度に出来ますね。

壁に沢山カタが掛かっていて、先生はその中の一つを取ると、私に掛けて祝福してくださった。

どうぞ、大好きな先生がいつまでもお元気でいますように。
私は心の中でお祈りをした。


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