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チベットショップ奮闘記

自由ヶ丘でチベットに関するグッズを売るお店マニマニを経営する店長とスタッフ達の奮闘記。 日々の出来事、お店の最新情報、旅のエピソード、 チベット周辺に関わる情報交換などなど

チャイ

いつの間にやら朝晩冷え込む季節となりました。
そうなるとやはり暖かい飲み物が恋しくなりますね。

チベット人の好きな飲み物、と言えばやはりバター茶ですね!
でも、バター茶は日本では殆ど飲む機会がないですよね。
私オカヤンも始めて飲んだのは、インドでした。
(私はチベット本土の土をまだ踏んだ事がないので)

ブッダガヤで親しくなったブータン人のチベット僧侶から、ある朝、朝食に招待(?)されました。
まあ、お寺(マハボディ寺院)の片隅で持参のお茶とツァンパを頂いただけですが。
始めインドのチャイ(ミルクティ)かと思いましたら、何とも不思議な風味。
これがバター茶だな~と、すぐに思いあたりました。
よく旅行記などに「まずくて飲むのに苦労した・・」などと書かれていましたが、私はそんなに不味いとは思わなかったけれど、やはり大絶賛!とはいきませんでした。

お茶に関しては断然インドのチャイのほうが好きです。
チャイはどこで飲んでもはずれがない。 美味しいです。
まあ、唯一不味いのは列車の中のチャイでしょうか?
ものすごく薄い牛乳・砂糖入りお湯をペラペラのビニールカップに注いで、ティーバックの紅茶をいれるだけ。
これでは雰囲気からして美味しくなるわけがない。
初めてインドに行った10年前は素焼きのカップで、ちゃんと美味しいチャイが飲めたんですけどね。 
列車の中のチャイ売りが全部これになったとは思えないけれど、近年私はこのティーバックチャイしか飲んでないです。(涙)
あくまで列車の中の話ですよ。他では美味しいチャイが飲めます。

反対に一番美味しかったのは、ラジャスタン洲のプシュカールという小さな街の露天で飲んだチャイ。
とてもスパイスがきいていて忘れられない味でしたね。

・・・などどインドのチャイに軍配を上げましたが、バター茶を飲んでみたい方は、マニマニでバター茶用の葉を販売しております。
(ちゃんといれ方のメモ付きです)
本場現地の味の再現は無理でも、雰囲気は楽しめるかも?
どうぞ、興味のある方は一度お試し下さいませ。

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三人の息子

さて、いきなりですが私オカヤンには三人の息子がおりまます。
その内2人の息子の名前は「ロサン」です。
ええ、2人ともなんです。一人は「ロサン・ゲレ」
もう一人は「ロサン・ツェリン」
いわゆる里子です。スノーライオン・カム基金を通して
チベットの子供の里親になっています。

先日、基金を通して二人の最近の写真が届きました。
里親になって一人は1年半、もう一人は1年ぐらいです。
それでも子供の成長は早いですね。当初に頂いた写真から比べると
2人とも顔つきが大人っぽくなってきました。
おかしな事に同じロサン君でも、全く赤の他人のはずなのに
今回頂いた写真を見比べると、驚くほど似ているのです。
当初の写真では、全く似ていませんが。

ちなみにチベットの普通の方には苗字がなく。ロサン・ゲレの両方が名前だそうです。大抵は最初の名前は仏教にちなんだ名前を付けるらしいです。

三番目の息子は、私と同居しております。
もう早いもので9年になります。
前の2人は苦しい境遇の中、一所懸命勉強する健気な良い子たちですが、
これは我儘で甘えっ子で、おまけにとてつもなく太っているのです。
(はっきり言って超でデブです)
育て方を間違えたな~と良く思います。
↓ はい、これが息子のプーです。IMGP0063.jpg


いずれにしても、息子たちの成長が楽しみです。

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チベットでヒッチハイク旅行9

しばらくご無沙汰をしておりました。
久しぶりにラサでの思い出にふけりました秋の夜長。。。


ラサで楽しかったことといえば、
日本食のレシピをチベットレストランに伝授したこともそのひとつ。
ヤクホテルのすぐお隣のレストランには
モモとトゥクパを食べによく通った。

03.jpg



 ある日のこと、

「日本食をメニューに入れたいんだが、何か教えてくれないか・・・」

 と、オーナー夫妻に持ちかけられる。

素直にうれしい。 
よくぞ私を選んでくれました! こう見えてもお料理大好き。 
食に関する好奇心が旺盛なのは
ここのご主人夫妻にも見抜かれていたのだろう。

なんだかワクワクしてきた。
旅が長くなってくると、こういう日常的なことに飢えてくる。
そういえばお料理、長いことしてないな~。
何作ろう。。。。

で、暇な私は請われるままに早速キッチンへと。
ところが、何を作ろうかなどと迷う必要はない。
というよりそんな贅沢は許されないことをすぐに知る。

台所にある材料を見て、あらら・・・
そういえばチベット料理に使う材料ってこんなもんよね。
ヤクのお肉。 玉ねぎ。 ジャガイモ。 小麦粉。 ツァンパ。 卵。 
以上。

ん~、こりゃぁもう<カツ丼>作れと
天の声が聞こえてるようなもんだ。
王道だけど、腹減らしのバックパッカーには喜ばれるか。

ganden



そうと決まれば結構手早い方。 
幸い冷や飯が残っていたので、ご飯を炊く手間は省けた。

ヤクの肉は塊から切落としてる段階で臭いが鼻をついた。
料理に入ってるヤク肉を口にするのはやっと慣れてきたけど、
生肉の臭いもこんなにすごいとは・・・・

恐るべしヤクの怨念。
死んで食肉になってさえもまだ、喰われないように抵抗してるのだ。
果たしてカツになった時のお味はどうなんだろう・・・

不安だったので、すりおろしたしょうが汁をかけておいた。
臭い消しに酒がほしいところだが、チャンで代用するのは冒険が過ぎる。。。

チベットでよく朝食に食べる丸いパンケーキがある。
冷めるとぼそぼそで味も素っ気もないのだが、
今日はこの場で見事に復活を遂げることに。
おろし金でゴリゴリやるとあっという間に変身。
パン粉となって第二の人生を生きることに相成り申す。

ま~、欲を言えばきりが無い。かつおだし、酒、しょう油。
どれも日本食に欠かせない三種の神器だが、このうち手に入るのはしょう油だけ。
水でのばして、砂糖を入れてつゆにする。


01.jpg



これまで何の質問も、口出しもしなかったご夫妻だが
肉に衣をつけて揚げる段になったら、

< あぁ、な~る・・・・ > といった顔つきでうなずいてる。

「中華料理の厨房でも見たとこがある」とご主人。

<まだまだ、これからよ・・・・> 
と、私はクライマックスに向けての手順を反芻する。


つゆ、玉ねぎ、カツの順に小鍋に投入。
ぐらぐらきたところに溶き卵をサッと流し込み、
ばっと蓋をする。

<卵に火を通しすぎてはいけない> この一点に気持ちを集中させる。


その一連の動作をご夫妻はまたもや静かに見守っている。
そして頃合を見て火を止めた私の目を見て
おばさん、こっくりとうなずいてみせる。

料理人として何か感じ入ることがあったのか・・・
何しろチベット料理には全く無い発想だ。

蒸して温めておいたご飯の上に
ヤクのカツを盛り付けると、まるで玉座に鎮座する
大ハーンのようだ。

<ふむふむ、見た目は上出来> 私もうれしい。

出来上がったヤクカツ丼は早速ご夫妻に試食していただいた。
ところが、甘いつゆの味に慣れてないせいか
ちょっと戸惑ってる感じがする。

「 シンブドゥ、シンブドゥ 」(美味しい、美味しい)

 と褒めてはくれるのだが・・・

おそるおそる自分でも食してみると、
これがまた信じられないほど美味しくできている!

手前味噌で申し訳ないが、あの臭みのあるヤク肉が
こんなに素敵に変身するなんて、ブラボ~~~! だ。

調子に乗った私はその後ご主人に市場で鶏肉を調達してきてもらい、
親子丼まで披露した。
その頃には噂を聞きつけたヤクホテル滞在の日本人数名が
集まってきて早速注文が入る。
結局その日は夕方まで厨房で働くことに。

カーラチャクラ



これからこの二品の日本食がはるばる日本からやって来る
旅行者のお腹を満たすと思うとうれしくなる。
(果たしてそうなったのかどうかは未だ不明だが・・・)

チベット料理は基本的に塩味のシンプルな料理だ。
材料も限られているので手の込んだ美しい料理などは無い。
遊牧民などは家畜を絞めた時は肉食が続き、
肉が無くなればまたしばらくは野菜だけの生活になると聞く。

もっともラサは別格で、私が旅行した94年頃でも雲南省などから運ばれる
野菜が市場を埋め尽くしていたので、
今現在はさらに豊富な食材が手に入るのだろう。
ただ、家庭で作る伝統的なチベット料理といえば相変わらず
シンプルなものなのだろうと想像がつく。

そろそろ秋も深まり、熱々のトゥクパなどが恋しく思われる
今日この頃である。

続く・・・


<トゥクパ>日本のうどんやスイトンのようなもので、
肉と野菜の入ったスープで小麦粉の麺や団子を煮込む。
平たいきし麺のようなもの、ニョッキのようなサイズの団子、
小指の先くらいにちぎった団子など様々だが
呼び方も変えているところが面白い。
私はテントゥクと呼ばれる団子の入ったものが好きだ。
材料は同じでも、形状やサイズで呼び方を区別してるところは
イタリアのパスタのようだ。

<モモ>
モモはチベットの餃子のことで、もちろん中国から伝わってきたもの。
蒸したものが一般的だが、冷めたものを翌日油で焼いたり、揚げたり、
スープに入れたりとこれも餃子と一緒。 
チベットでは主にヤク肉を、ネパールでは水牛や鶏肉などでも作る。
トマト味のソースや唐辛子と塩で食べたりする。 
日本の餃子と違うのは、お肉がしっかり入っていて味にパンチがある。 
ご飯のおかずとして食べずに、モモだけをお腹いっぱいになるまで食べるのだ。 

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